食の分野の映画で、春来的トップスリーに入る映画だと思ってる!!!😁
目次
どんな映画??
🌻作品名 いただきます ここは、発酵の楽園
🌻公開年 2020年
🌻監督 オオタヴィンさん
まずはこの予告編を絶対に観て欲しい!!
「いただきます みそをつくる子どもたち」(2016年公開)の続編として制作された映画です。
前作は、福岡市の高取保育園を舞台に、手作り味噌のパワーを中心に描かれてました。
今作は、「菌」をテーマに、食養生を基本にした和食を食べる子どもたち、それを取り巻く生産者さん達の様子を映しています。
この監督さん、簡易的なカメラで、野や畑を駆け回り、子どもたちに密着し。
ビックリするほど、子どもたちのとても自然な様子が撮れています。
大きなカメラじゃないから緊張しないのかな?
登場人物たち
山梨県 みいづ保育園
「循環している自然が、一番美しい」
ここの保育園では、子どもたちが自分たちで摘んできた野草を使った、「野草給食」を出しています。
野菜も自分たちでつくる。泥まみれになりながら、嬉しそうに収穫する子どもたち。
その野菜で作られた、給食を食べるシーンは目が離せません。
元気いっぱいに「いただきます」の言葉を唱えた後、夢中になってご飯をかき込む子どもたち。
メニューは、ご飯味噌汁、野菜のおかず。伝統的な日本の食事です。
あの子は、お箸で最後の一粒まで残さずに、集中しています。
この子は、お皿を舐めるようにして食べ終わると、「おいしかった〜〜!」とニカリ!😄
生命力に溢れた、とても健康そうな子達です。
園長さんは、
「これが原体験になって、自然をいいなって思えるような大人になって欲しい」
という想いを持って、「里山保育」を行なっています。
長崎県 菌ちゃんファーム 吉田俊道さん
「 食べ物に感謝していたら人生好転するよ」
長崎にある、菌ちゃんファーム。
吉田俊道さんは、菌を使った健康な土づくりをして、無農薬の野菜を作り続けています。
生ごみに、ぼかしを混ぜて発酵させる。それを沢山畑に混ぜ込みます。
発酵した肥料は、漬物みたいになる。
「人間が食べられるものを、使いたい。」と言う吉田さん。
それによって沢山の菌ちゃんが土の中に増えて、健康な野菜ができるといいます。
有機農業(農薬・化学肥料を使わない農業)=虫喰い野菜ではない!
と力強く言い切る吉田さん。現に、菌ちゃん畑がそれを証明しています。
虫は弱った野菜を食べます。
吉田さんの畑も、有機農業に切り替えた当初は、散々虫に食べられたそうです。
野菜には「ファイトケミカル」という栄養素があることが、最近発見されたそうです。
ファイトケミカルを持つ野菜は、人間にとって栄養がある上、虫たちはこの野菜を食べられない。
菌ちゃんたっぷりの土づくりを丹念にしてきた吉田さん。
ついに、有機農業でも虫に食われない野菜ができるようになったといいます。
栄養と生命力たっぷりの野菜です。カラスやイノシシも来なくなったんだって!😲すげえ!
インタビューの際も、ずっと朗らかに笑って冗談を飛ばす吉田さん。気のいいおっちゃんって感じ笑
「有機農業って言うと、とても大変なイメージがあるけど」と言う。
「無農薬を頑張る、じゃないんだよ。」
「健康な土づくりをしてしまえば楽になる。肥料もいらない、生ゴミなんだから!」
吉田さんは、菌ちゃんを使った土づくりを広めるため、講演したり、保育園を回ったり、精力的に活動されています。
千葉県いすみ市 オーガニック給食
千葉県いすみ市では、市内14校全ての小学校で、給食にでるお米を、オーガニック米にかえました。
なんて素晴らしいんだ!!🥺
有機でお米を作る農家さんはゼロだったのを、年々生産量を増やし、学校給食に使えるまでに。
このプロジェクトの職員さんは、
「子どもたちの食べ残しがとても減り、田んぼにもサンショウウオが戻ってきた」
と嬉しそうです。
青森県 木村秋則さん 奇跡のリンゴ
有機農業界隈では、とっても有名な方ですね。
映画「奇跡のリンゴ」のモデルになりました。
かつての「農薬を使わなければ、絶対にリンゴは作れない!」という常識を、苦労の末にひっくり返した、不屈の方です。
若くで結婚した木村さん、奥さんがリンゴの農薬散布のせいで寝込んでしまいます。
当時、周りからバカだと言われ続けながら、無農薬でのリンゴ栽培に挑戦し続けます。
10年間、一切実はならず。青森県で一番貧乏だ、と言われるほど苦しい状況に追い込まれ
「もう無理だ、これ以上家族に迷惑はかけられない」全てを諦めようとした時、
雑木林の土と畑の土の様子が、違うことに気づきます。
「畑の土を、山の土に近づければいいんじゃないか?」
一切リンゴの木の草刈りをやめ、多様性のある環境を作り始める木村さん。
そしたら、11年目にして、リンゴが実り始めたそうだ。
農場で働く、木村さん娘さんがおっしゃっていた、
「ただただ、この農場で、リンゴと共に働くのが、幸せ」
と言う言葉が心に染みる。
「農家さんにはそれぞれの暮らしの重み、苦労がある。
農薬を使う使わないで差別するのは、間違っている。」とも。
んで、驚くべきなのは、木村さんのリンゴは収穫4ヶ月後でも、腐らないって事実。
映画中で、普通のリンゴと並べて、4ヶ月放っておいた実験が出てきて。
普通のリンゴは腐っちゃったんだけど、
木村さんのリンゴは、ちょいシワって感じ。ドライフルーツみたいになってて美味そう。
見た目は、他に比べると小さめ。それでも抗酸化力が高く、良い菌も2倍いるという検査結果が出たらしい。
なんかすごいですよなあ🍎
映画のワンシーンに、木村さんのリンゴの上で一休みするカエルさんが映されていました🐸
農薬かかってたら、そんなことできないよカエルさん。
ああ、自然に生かされるってこういうことなんだと、強烈にジーンとした。
思ったこと
別に私みたいに「食べるのが好きで、しかも農業が好きで、こゆのに興味あるんです!」っていう人じゃなくても、
「ああ、素敵だな」って心動かされるだろうな。
全く押し付けがましくない。
本当にいいものって、興味関心、分野を超えて、伝わってくるものでしょう?
そんな映画。
羽釜ご飯をかき込む、生命力に溢れた子どもたち。
自信に溢れた、幸せそうな顔で野菜を眺める農家さんたち。
キラキラ輝く、手作りの和食たち。
ああ、これがいいんだよね、ってしみじみ。
本当にいろんなことに気づかされる素晴らしい映画だった。
みんなに観てほしい 。
とにかく若い人、お母さんの世代、これからの命を育む人たちに観て欲しい。
ほんと、「食なおしは世なおし」とはこのことだ。
私はね、
日本の昔ながらの暮らしには、今の世界をよくするヒントに溢れてると思うんだ。
百姓の暮らしは、色々と理にかなっていた。
昔の日本人は、ほとんど百姓で、ものすごい量の運動をしていた。
そのスタミナ源はどこからきていたのか? 日々の食事に決まってる。
玄米と、少しのおかずと、味噌。発酵食品たち。
実にシンプル。それしか食べるものがなかった、とも言える。
逆に食が豊かになったと言われる現代、半分病人みたいな人が増えてるのはなぜ??
昔ながらの和食が、日本人の体に一番あっているんだと確信してる。
てかさ、農村に行くとめちゃくちゃ足腰の強いじーちゃんばーちゃんたくさんいるじゃん!しかも気分も若い!
私たち若い世代はこんな歳の取り方出来んのか!?😰
私は元気なばあちゃんになりたいぞ!
日本の食ってすごい!本当にいろんな可能性に溢れてる。
これこそが世界に発信すべき、日本の誇るべき文化だと思うのだ。
この映画に字幕つけて、世界中の人に観て欲しい!!
私の使命
この映画でも感じた、「いいな!好きだな!素敵だな!」ってことを沢山の人に伝えたい、知ってもらいたい。
私の長点に、「フラットでいられる」ってのがあると思うんだよね。
いろんな価値観、考えを知るのが好き。常識を疑って生きたいしそのほうがワクワクする。
「これがいい」「だからあれはだめ!」って分断したくない。
いろんな人がいるから楽しいんじゃんね。
私はただ、心地よいからオーガニック選択する。自分の幸せなのだよね🌞
だからさ、私の持つ考えや想いを、みんなに知ってもらって、選択肢の一つになったらなあって思うのです。
今はその選択肢さえにも届いてない人が沢山いるから。勿体無い!!
具体的には、近々YouTubeチャンネルを開設します!イエイ!!🎊
・毎日春来めしシリーズ
👉テキトーにご飯を作り食べながら、日々思うことを話す。こんなにテキトーでも材料がなくても、美味しいご飯は食べれるんだよってことを伝えたい。
・農家さん訪問シリーズ
👉農作業風景や、農家さんとの何気ない会話、暮らしの一コマ。
稲作を1年通して撮るのもいいね。味噌作りなんかも作りかたまとめたい。
・春来のエコシリーズ
👉私が日々暮らしの中で実践してるエコな取り組み。おすすめ洗剤、石鹸、シャンプー、お掃除道具とかも教えたい。
・おすすめの本シリーズ
👉読んだ本を紹介する。自分のアウトプットにもなりそうだからよき。
よおし、言っちゃったぞ言っちゃったぞ!笑笑
宣言すれば夢に近づく!
ワクワクいっぱい、たくさん勉強したいこともいっぱいだぜええ!!
あ、最近コロナのおかげで家で過ごす時間が増えたのですが、規則正しい生活&和食で、めっちゃ快適な日々を過ごしています。続けていきたいな☺️