イギリスからこんにちは。春来です。
異国の地に足を踏み入れ、暮らして1週間。
・・・・生きてます!!!
1週間前は想像できなかった生活を今やってます。今回は、
- 私は一体どこで何をしているのか?
- 私の1日
について詳しくレポートしていきたいと思います!
私は一体イギリスのどこで何をしているのか!?
はい。私は、イングランドのど真ん中のLoyal Leamington Spaという町にいます。
私は今
Canalside Community Food
という農場で働いています!!
なぜこの農場なのか。
私はヨーロッパで農家修行するにあたって、こんな農家さんで働きたい・・というイメージがありました。
★小さな規模でローカルに、有機農業をしている。
★お客さんと農家さんの距離が近い。
そして私の一番の関心ごとは
↑のような農業はどのように食っていってるのか
ということ。
そんな時、私は農業経営方法を見つけました。それは、
CSA(Community Supported Agriculture)
地域保全型農業
と呼ばれるものでした。
CSAとは、簡単に説明すると農家さんと消費者みんなで協力して、農業しよう!というもの。
普通は消費者は農産物の対価として、お金を支払いますよね。
それだけでなく、消費者も地域の農家さんを手助けしよう!という感じですね。
一般的にCSAでは、契約制です。農家さんはお店や市場に卸すのではなく、メンバーのために野菜を作ります。メンバーは、決められた曜日に農場に野菜を取りに来ます。
それだけではなく、メンバーも農場のお手伝いをしたり、イベントを開いてコミュニケーションの場を作ったり。
- 地域の小規模な農業を守ることができる。→少量多品目生産ができるので、環境に負荷がかかりにくい。基本的にオーガニックが多い。
- 地域のみんなで農場を経営する、という意識を持てるので地域コミュニティの再生に繋がる。
- 作っている人の顔がわかるので、安心。しかも新鮮。
- 流通に乗せないので、規格外の野菜も無駄にならない!
- 子供の食育に繋がる。
などなどたくさんのメリットがある農業経営方法なんです。
そして驚くべきごとに、CSAは1960年代に日本で起こった「提携」運動から生まれたらしいです!その年代の日本の消費者が、安全な食べ物を求めて、「顔の見える生産者から食べ物を買おう」といって始まった運動らしく。
それで今CSAは、アメリカやヨーロッパで注目されている農業経営方法なんだそう。イギリスでは少なくとも100のCSA農場があるんだとか。
残念ながら、日本ではほとんど見られないみたい。
これだ!!!私が求めていたのは!!!!
とビビビっと感じた私。そして決めました
「よし、ヨーロッパのCSA農家さんのもとへ行こう。」
Googleを開き
と打ち込み、
ヒットしたCSA農家さんに片っ端からメールを送りまくりました。
返事をしてくる農家さんはほとんどおらず・・(忙しいんだよなあ〜〜)心は折れかけましたが、
その中で返事をくださったのが、今いる農場だったってわけですな・・・!!(本当にありがとう!)
つまりCanalside Community Foodは、CSAを取り入れて経営しているオーガニック農場なのです!私は3ヶ月間、ここでお世話になります。
私の怒涛の1週間
まずこの1週間を通して、農場のサイクルを覚えるところからはじめました。
農場の常駐スタッフは男性二人。 普段は基本二人で、3.2haの畑を管理し、170家庭の胃袋を養っているわけです。
この農場の人気はじわじわと上がっており、ウェイティングリストが存在するとのこと。つまり40人くらいも人が、契約したいけどすでに人が多すぎて、空きを待っているよ〜〜っていう状況なんです。
そしてこの1週間
6:00 起床、朝ごはん、お弁当を作る。朝ごはん食べる。
7:25 自転車で農場まで通勤
8:00 作業開始
野菜の収穫や、雑草抜きなど
11:00 ティータイム
紅茶とクラッカーにジャムをのせて食う。
作業の続き
14:00 お昼の時間。腹ペコ。
作業の続き
16:15 作業終わり!
てなタイムスケジュールで動いておりました。
朝からよ〜働くので、気持ちいいほどお腹がすく!たくさん農場の野菜をもらえるので、めちゃめちゃ野菜食べてます。本当に種類が豊富で、新鮮で、旬の野菜なので滋味深く美味しい。
今は、メンバーの一人のXandraさんのお家にホームステイさせてもらってるのですが、もうすぐ農場のキャラバン(小屋)に移り住む予定。
家に帰ると、これまた腹ペコなのでたくさん食べて眠くなって、22時には就寝、という超健康的な生活です。
月火水木金とぶっ続けで、いきなりどっぷりと農場に浸からせてもらいました。
実際、この1週間どうだった!?
イギリス入国前、実はめちゃ不安になってました。
異国の地で、飛び込みで、農場で働くなんてできるのかしら・・と。
しかもこのように長期で海外に滞在するのは初めてのことです。
しかし、農場の人々のウェルカム感がすごかった!!
メール一つで、何処の馬の骨かわからん私を歓迎できるって、すごい。
最初にイギリスに慣れるために、ホームステイする家の手配をしてくれたり、
私の拙い英語を理解しようとし、わかりやすく解説してくれたり、
「あなたが噂のハルキね!」と笑顔で抱きしめてくれるメンバーの人々、
本当に本当に人のあったかさに触れる1週間だった。
だから心配してたホームシックが全くない!おそるべし!
現地の周りの人のサポートで留学って質がすごく変わると思った。
しかも自然が豊かな美しい農村で暮らせるのは、自然と田舎大好きっ子の私にとって信じられないほど幸せ!!!!
これからの目標
とにかくこの農場は、本当に興味深いです。まだ来て1週間ですが、ちゃんと機能していることがわかりました。
私が理想とする農業がうまくいってるなんて、もう、興奮しかないです!
まだ詳細は、日を追ってまとめていきますが、これをどうにか形にして、日本に持ち帰りたい!
そのためには、周りの人に甘えてばかりじゃいられない。そもそも英語力が貧弱なので、とにかく貪欲に話し、聞き、慣れたいです。
イギリスの文化や歴史、政治のことについても知りたい。そしてイギリスの各所も訪れたい。
たくさん友達も作りたい。美味しいものも食べたい。周りの人に日本のことも伝えたい。
これだけやりたいことあったら、ほんとあっという間だろうな・・!
1日1日無駄にせず、毎日一生懸命生きていきたいと思います。
もんぺ女子の底力、イギリス人に見せたる!!
もんぺまだ一回も履いてないけど・・(持っては来てる)