ヨーロッパ農業留学(2019)

ドイツのワーホリビザを取りに行った話

留学に向けて、大阪でビザを取ってきました!今回取ったのは、
ドイツのワーキングホリデービザです。

ワーキングホリデーとは??

★ワーキング・ホリデー (Working Holiday)とは、協定国において、そこで休暇を楽しみながら、滞在費を稼ぐことを認めれる、特別な制度のこと。

★30歳くらいまでの若者対象、基本1年間。その国で一度申請すると、二度目は使えない。

★「旅」「学び」「暮らし」「遊び」が味わえちゃうビザなのだ。

日本とワーホリ協定を結んでる国は結構あって、例えばオーストラリア、ニュージーランド、韓国、フランス、ドイツ、ポルトガル、スロバキア・・書ききれない。世界中にあります。

就労するためのビザをとるのは、外国人にとって大変なんだけど、このビザは「青年に国際感覚をもってほしい!そして国同士の架け橋になってほしい!」とかの意味が込められていて、取得するのが比較的簡単なんです。

私の親友は、大学を休学して、ワーホリビザで一年半ニュージーランドにいました。生活費は自分であっちで稼げるので、それほど沢山お金がなくても海外にいけちゃう。山ガールの彼女は、ニュージーランドで大自然を満喫し、沢山の友達を作って帰ってきました。

んで、今回私はヨーロッパに留学するということで、一年間滞在できるビザを探して、ワーホリビザに辿り着いたのでした(^ ^)
ドイツのワーホリビザをとって、いろんな国を周ろうと企んだのです。

ドイツワーホリビザ、申請に必要なものは??

  • 記入済みのWeb版申請書
  • 記入済みの長期ビザ申請書、誓約書
  • パスポート用写真
  • 日本国パスポート
  • 往復航空券予約の証明書
  • ドイツでの全滞在期間有効な旅行者用医療保険・旅行賠償責任保険
  • 生活費支払い能力の証明(預金通帳および通帳のコピー)
  • A4の返信用封筒(遠い人で取りに来るの大変って人は、ビザを送ってくれるんだお!)

・・とまあ、けっこういろんな書類が必要です。ドイツワーホリに行ってる先輩達のブログを読み漁り、自力で揃えました!本当に助かる。便利な世の中じゃ。

先輩達のブログでは、
「揃えるのは、大変だけど、そこまで行ければゴールはすぐそこだ!
受付のおねいさん優しいよ。助けてくれるよ!
緊張せずにゴー!(^ ^)」

って感じで書いていたので
余裕ぶっこきながら、大阪のドイツ領事館へ・・・
スリルな経験が待っているとはつゆほども想像せず・・・

いざ、ドイツ領事館へ!

ドイツのビザを日本で取りに行く場合、
①東京のドイツ大使館 ②大阪のドイツ領事館  のどちらかになります。

私は大阪でトビタテの研修があったため、そのまま取っちゃえ〜〜ってことで領事館へ。
(こゆとき、地方の人はめんどいんスよね・・)
トビタテの研修場所から歩いて5分くらいで激近で助かったゼ。

梅田スカイビルの中にあります。ここに入るだけで心臓バクバクのワタシ。しかも、でかいバックパックしょった怪しい女で、相当場違い・・

おわーーで、でけえ・・・(口を開けたまま見上げる田舎者)

実はドイツ領事館は、空いてるのは平日の9時〜11時半まで。
ビザ取りたい!って思った人は、まず予約を取りましょう。これ大事。予約しなきゃ、そもそも受け付けてくれません。

私の予約時間は、9時ピッタシから。
ここで私はバカなことに、通帳のコピーをとるのを前日にしてなかったのでした。(バーカ)
このエリアのゆうちょのATMが開くのは、9時から。という現実を知り、早々に焦る焦る。

スカイビルの地下の郵便局の前に張り込み、9時同時に開かないドア越しに中のお兄さんを睨みつける怪しい女。迫力に押され、ドアが開く。
世界最速で、ATMに通帳通し、記帳し、郵便局飛び出し、コンビニにスライディングし、通帳のコピーをとり、ダッシュで梅田スカイビルの35Fを目指す!!
スカイビルのエレベーターめちゃくちゃ速い!頼もしい!!!!人生で初めて、エレベーターに感謝した。

凄まじい努力の甲斐あって、午前9時06分くらいには、領事館のドアの前に立っていたのでした。(息絶え絶え)
もうこの時点で深い充実感に満たされているワタクシ。

さあ、勢いよくドアを開け・・

るも、あ、開かない!
よく見ると内側から鍵がかかっているようで、ガラス越しに、受付の女の人が見える。
「訪問者は押してください」的なインターンフォンを発見!

すると、男の人がなんか物騒な金属探知機的なものを持って出てきた!?
疑い深そうにじろじろと見られながら「何の御用ですか?」と。

何って、ビザよ!ビザに決まっとるがな!!!!!

「あ〜ワーホリビザですか。予約は?あ、取ってるのね。」(信用してなさそーな目)

「じゃ、まず、荷物を1階のコインロッカーに預けてきて。
その馬鹿でかいリュックの中に爆弾入ってたらたまりませんから。」

まじかい。

バカでかくて悪かったな!!つか、そういうことは事前に教えて貰っとかないとわからんわ!ホームページのわかりやすいとこに書いとけええええ!!!
と、ブツクサブツクサ言いながら、激速エレベーターにて35Fから1Fに移動するワタシ。
ん〜でも、ドイツワーホリ先輩方のブログには、一言もそんなこと書いてなかったけんね。
最近厳しくなったのかもね。最近EUらへん不安定やしね。テロリスト入ってきたらひとたまりもないしね。(と、自分に言い聞かせる。)

ドイツ領事館にビザ申請するときは、荷物を預けていきましょう。

ケータイも、金属類も一切ダメらしいっす。

気を取り直して。

5分後、お財布と、必要書類だけを抱え、またあのドアの前へ。
中に入ると、金属探知機で念入りに調べられる。この時点で、心が折れかけているワタシ。

ビザって簡単に取れるもんじゃないのね・・・

ようやく信用されて、中に通された先は、これまた厳しそうなおじさま(お兄さん?)
優しそうな女の人を想像してた私はビビる。

ビザ担当者は必ずしも女の方ではないよん。

おじ様:
「ワーホリビザですね? あっちでは語学学校行くの?・・・あ、行かないんですか。
具体的に何するか教えて貰っていいですか。」

私:
「えっとですね・・私農業を勉強してて、ヨーロッパの農業に興味がありまして、農家さんのとこを周って見ようかと・・」

おじ様:
「そうなんですね。じゃ、これに(A4の白紙を手渡される)、英語かドイツ語であちらでやりたいこと書いて、日付と署名書いてください」

まじか。こういうのも出てくるのね・・色々予想外すぎだろ、ドイツ領事館。

なんか、英語かドイツ語でやりたいこと書かされる。最低限の語学力を確かめているのか・・・? それとも、本人確認的な?

仕方ないので、拙い英語でちょろちょろ書く。
「ドイツのいろんな場所にいきたいです。わたしは農業を勉強してるので、農家さんを見にいきたいです。」的な・・笑
(ドイツの英語が「Germany」か「German」なのかど忘れして、結局前者を選ぶ。)

その間に、わたしの書類に、眉間にシワを寄せて目を通すおじ様・・・怖えええええ

指紋採取の変

そして指紋採取のお時間。専用の機械に全部の指を置かないといけない。
ここで余談だが、先日右手の人差し指を包丁でグッサリやる事故を起こしてたもんで、人差し指ちゃんホータイぐるぐる巻き状態だったわけだ。

おじ様:
「あ、人さし指怪我してるの??」
ここでわたしは焦った。ここで指紋が取れなければ、ビザが取れない!!

「大丈夫でっすうううう!!」と言って、ホータイをむきとった! 
my 人さし、少しの辛抱や、頑張れ!

当然、長いこと包帯に包まれてた人さしちゃんは、ムレムレでしわしわで指紋が薄く、指紋が認知されない!!!
おじ様の顔が訝しげになっていく・・・

わたしは渾身の力を込めて、指紋採取の機械に指を押し付けた。・・・結果、取れたあああ!!!

痛々しい私の人さし指を見かねて、おじ様は、カットバンを渡してくれた。
いい人かよ。

で、なんだかんだありましたが、「なんかあったら連絡しますね」と言われ、解放されました。
長く長く感じましたが、時間にして20分くらいでした・・・心労エグいわこれ。

ビザ取れてるか、まだ結果待ちですが、信じて待っています。
皆さんも読んでわかったと思いますが、

なんか、大変だった。

以上。

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