話を聞かない男、地図が読めない女 

本の名前

話を聞かない男、地図が読めない女  ( Kindle版あります!)

作者 アラン&バーバラ・ビーズ

この本を選んだ理由

私は理系科目が、からきしダメである。
あがいて何とかなるレベルじゃなくて、本当にその才能が欠落している。笑

中高のクラスの中で、理系科目がずば抜けてできる男子、たくさん居ませんでした?
絶対勉強してないけど、解けちゃうやつ。
何というか、頭の構造が根本的に違うんだな、って半ば諦めうらやましかったなあ。

異性の人と過ごす中で、 謎の行動や言動、どうしても理解しがたいことってありません??

私にはある。例えばですよ・・・

  • 何で男子って、あんなに精神年齢低いのか?(すみません)
  • 何でかわいい女の子の話ばかりするのか?
  • 何でじっと炎や釣り糸を見つめるのが好きなのか?(これはマイダッド)
  • 何で話を聞いていないのか?
  • 何であんなに論理的に詰めてくるの?(私は全く論理的に語れない)
  • 何で喧嘩するとき、自分の言い分を言ってくれないの?💢
  • 何で一つのモノゴトに没頭し続けるのか・・・・?
  • 何で車の運転が上手なのか。
  • 何であんなに機械に強いの??

もちろん、みんながこうってわけじゃないですよ!
これが全部当てはまる人はなかなかいないと思うけど・・・笑
そういう傾向にあるっていうことで。

女友達と、「これだから男子は・・!」というテーマで盛り上がりますが、
男同士でも「これだから女子は・・・」って思ってるんだろうな。笑

この男女の違いってどこから出てくるんだろうか?

で、見つけたのがこの本。
もともと気になってて、ようやく読んだんですが

私はこの本をすごくお勧めしたい。

読んだ後、この本を家族に貸したら、一人ずつ回し読みして絶賛していた
(ちなみにうちは、母娘三人&父の女系家族でございます。)

内容

まずこの本の前提から。

「男と女は違う。
どちらが優れている、劣っているということではなく、ただ違う。」

近年、世界的に、女性の社会的地位が上がっていますね。
長〜〜い歴史を見てても、女性が不遇な目にあっていた期間はものすごく長かった。
この時代に生まれてよかったって心底思う。

今の世の中では、技能や適性、能力において、男女差は全くないことになっている。

でも男女差はあるのだ。
どちらかが良い、悪い、ではなく、変えようのない生物的な特徴。

もし

「男女は違います!統計的に、女性は空間能力が低い場合が多い!
だから女性パイロットも女性建築家も少ないのだ!」

と言ってしまうと
フェミニストに(限らず、みんなに)めちゃくちゃ叩かれるこのご時世。
科学的な根拠があったとしてもね。
だから、誰もそんなことは言わない、言えない。

ここで大事なのは、
性別の違いを理解して、お互いにより生きやすい社会を作ろう!ってこと。

男と女がもっと充実した人生を送るには、おたがいの弱点をあげつらうのではなく、性によるちがいを理解するしかない。

男も女も、自分と同じように振る舞うことを、無意識のうちに相手に期待している。
だからお互いの関係がおかしくなってしまうのだ。(心に刺さりますな💔)

この本は異性のことを知るだけじゃなくて、自分自身を深く理解するのにも役立ちます!

女と男は役割が違う

遠い遠い昔、女は木ノ実や果実を集め、男は狩りをした。

男は、狩りで獲物を仕留めるため、身体は大きく、筋肉質になった。視野は狭く、痛みに耐えるため皮膚は分厚くなった。

女は、子供を育て上げ、他の女たちと協力して一日を送る。
コミュニケーション能力を高め、些細な変化に敏感になり、危険を察知する能力を身につけた。

この何百万年もの間に、種の存続のため、男と女の脳は違う方向に進化してきたのだ。

そしてあれからどんなに科学技術が発達しても、私たちはしっかりとその名残を持っている。

しかし今の時代、狩りの成果は、男の方だけにのしかかっているわけではない。
女の人が家に一日中こもって、子育てや家事に専念する時代も終わった。

では、女と男はこれからどんなルールでいきていけばいいのだろうか??

この本には、そのヒントが存分に書かれておるのです。

なぜバターが消えて無くなるのか

とある日の山浦家にて。

父🤓「バターどこにあるっけ?」

母👩「冷蔵庫の中やろ。」

🤓「さっきから探しとるけど見つからんとけど・・」

👩「絶対あるって。10分前にしまったんだから」

🤓「なかばい!いくら探しても見つからんよ!!」

業を煮やした母上、
勢いよく冷蔵庫の扉を開けて手を突っ込み、まるで魔法のようにバターを取り出します。

これ、うちのお決まりだったんですが,(父母上、例に出してごめんよ🧡)
あるある〜っ🙋‍♀️て共感してくれる人います??😂

この本によると、

狩猟を任務としてる男の脳は、視野を狭くする

家を守る女の脳は、身の回りの情報をできるだけ多く拾い集めるために、視野は広い

な、なるほど・・・
だからお父ちゃんは、冷蔵庫の中の中のバターが見えないのか・・・笑

全てを紹介することはできないので、面白いと思ったトピックだけ書いときますね。

  • なぜ女は後ろにも目が付いているのか
  • なぜ女には第六感があるのか
  • 男は方向を「聞く」ことができる。それなのに人の話が聞けない
  • 女はふれあいを大事にする
  • なぜ男は鈍いとなじられるのか
  • ストレスを受けると女は話し男は黙る
  • なぜ男女は別れるのか
  • 女心をくすぐる話しかた
  • 「恋に落ちる」メカニズム
  • なぜ男は攻撃的なのか
  • ゲイ・レズビアン・バイセクシャルについて
  • なぜ女は一夫一妻制を望む?
  • 男は愛とセックスを区別する

などなど、進化の過程で培ってきた根拠とともに、興味深い答えが書かれています。
すごく論理的で読みやすく面白い!!


あなたは男脳?女脳?

もちろん、ここで話していることが、全てみんなに当てはまるわけではない。
男脳が強い女の人もいるし、女脳が強い男の人もいるわけで。

この本にはそれを診断するテストもついていました。
ネットで探したら、下のリンクからもチェックできるみたい。
🔻男脳・女脳テスト

https://shufunotomo.co.jp/brainof/

さて、どっちでした??

私は男脳よりの女脳でございました。

私が女脳強いな〜〜って思うポイントは、
共感をめっちゃ大事にして、悩みは女友達にめちゃくちゃ話すこと。
ぶらぶらあてもなくウィンドーショッピングするのも好き。

男脳やな〜って思うポイントは、
一人でガシガシ行動できるとこかしら・・群れるのが嫌い。
行きたいところは一人でもどこまでも行きたい。


それと、みなさん自分の薬指見てみてください。
薬指が人差し指より長いと、男脳が強いらしい・・ですよ!
胎児の時に受けるホルモンの量の違いがここに出るんだとか。

嘘なんだかほんとなんだかわかりませんが、私は男脳強め女子みたいですね🧡

ジェンダーについて考えること


ヨーロッパの男女平等はとにかく進んでいる\(^o^)/
て日本人はよく評価しますが、

それって逆に、日本が遅れているのでは・・・?と思う。

ヨーロッパでも、日本は「女性が生きづらい国」というイメージ持たれてるしね。
少なくとも、女性フレンドリーな国、っては思われてないわ。嬉しくないっ!!

イギリスで、夫が家事をしてるのが超当然だったから、すごく感銘を受けたんだよね。

でもそれが普通であるべきなんだよね。

なんで女だからって理由だけで、家事をたくさんしないといけないのか?
子育てを全部任されるのか?
(子育ては、母親の方がやりやすい、っていうのは理解してるけれど)

よく

「〇〇さんのご主人、家事を手伝ってくれるんですって。羨ましいわあ〜」

っていう会話あるけど、いやいや「手伝う」ってもう妻がやる前提やん。

あと主人っていう言い方も嫌いや。主人が偉いのか?ん?

いやもちろん、二人の中で合意ができているのなら、完璧だと思う。
でも、「家事は女がするもの」みたい慣習は、いまだにこびりついていると思う。

とかなんかブツブツいってしまったけど。
これは日本社会のシステムとかも大きな原因なのよね。
男性が育休取りにくかったりするし。
早く早く、夫婦が暮らしやすい日本になってほしい。

私は、パートナーとちゃんと話し合って、家のことも仕事のことも納得した上で分担できる関係を作りたい!

ゼーーっタイ、なんとなくで私ばっかり家事&子育てはしてやんない。
って思う今日この頃なのでした。笑

まとめ

作者は言います。

男女の違いはまさに水と油で、男と女が一つ屋根の下に暮らせること自体、驚きと言わざるを得ない」と。

そりゃあ、長年夫婦が連れ添うのも大変なわけだ。もう努力の賜物ですよ。

以前バイト先の店長が真顔で「春来さん、結婚は修行ですよ」って言ってきて、
何も言えなかったのを思い出します・・・・。笑

ん〜〜だからこそ、この本は、夫婦やカップルにこそ読んでほしいかも。
いろんな男女のあり方があっていいと思うしね。
私はこの本読んですごく楽になった!!

男女の違いは、地球上普遍的なものなんだ。
そう思うと、国は違えど、血を分けている人類が愛おしく思えてくるよね。😊(悟り)

めっちゃオススメの本、するする読めてしまうのでぜひ。

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